あっぱれ!

めでたくって何より。

muranoさま「薄情者の恋 鉄火異譚其之二」第2回京都文学フリマ感想2

「薄情者の恋」は文章が巧みで破綻がなく、安心して読ませる高い筆力を感じました。物語も、作者の作為や意図を匂わせることなく自然に最後まで流れており、文体、構成の双方で、難しいことをあまりに簡単に成し遂げられているという印象を受けました。番外…

冬青さま「消滅可能性私達 あずみ短編集」第2回京都文学フリマ感想1

饒舌な一人称の語りが魅力的な短編集でした。私はこういった勢いのある一人称の小説を書くと、余計なことを書きすぎたり、物語をすすめるうえでの説明が足りなくなったりして、読者の方にとってストレスフルな長文を作成してしまいます。あずみさんは突出し…

関西大学文芸部文学パートさま「千里の道も一筆から」第5回大阪文学フリマ感想2

「千里の道も一筆から(関西大学 文芸部文学パート様)」 自分が普段見聞きするもの、経験したことなど、身近な事象から題材をとったと思われる作品が多く、安心して最後まで読めました。矛盾などを丁寧につぶし、誠実に作品に向き合おうという姿勢が、1冊を…

いと花さま・文学サークル「花と魚」さま「ミツユメ」第5回大阪文学フリマ感想1

「ミツユメ(いと花さま・文学サークル「花と魚」さま)」 生徒の視点から、慕わしく魅力的なのにどこか寂しげな印象のある、謎めいた教員として紹介される主人公。彼は学生時代に、おそらく人生で最も印象的な友人に出会い、死別した後も、その実家に彼の代…

はじめまして

はじめまして、 ごきげん創作ユニット「あっぱれ!」です。 へんりとぱん子の2人で活動をしています。 活動内容は、 主に文芸作品の制作、 関連イベント参加などです。 まったりマイペースユニットですが よろしくお願いします。 〈自己紹介〉 ・ぱん子 ぶ…